水生昆虫の観察記録1

 TOP フライフィッシング水生昆虫図鑑

水生昆虫のカゲロウ、カワゲラ、トビケラ、ユスリカの種類や生態を写真で紹介しています。

釣りをやろうかハッチの昆虫採取が先か?
釣りをやろうかハッチ観察かいつも迷う私です。
フライフィッシャーマンにとって楽しみがハッチの時間帯での釣りでしょう。
あっちでもバシャ、こっちでもバシャとやられると興奮してきます。
でもハッチ観察にとっても最もいいチャンスなのです。
そこでいつも釣りをやるべきか観察をすべきか、
竿を持つべきか虫取り網を持つべきかを迷っている私です。
なぜならあっという間にハッチの時間は終わってしまうからなのです。
そこで最近考えたのが魚を捕るネットを目の細かいものにし釣りをしながら
そのネットで昆虫を採取し、ポケットの中に小さなプラスチックケースを いくつか用意しその中に種類ごと入れておくという方法です。
これだと釣りをやっている時にハッチしても車に虫取り網を取りにもどらなくても
よいのです。そして大好きなハッチのドライフライ釣りも楽しめます。


箱根芦ノ湖のフライ
先日は久しぶり春以来の箱根芦ノ湖への釣行でした。
ボートに乗って早朝はニジマスをねらいその後はワカサギ釣りです。
私はワカサギ釣りはなぜか大好きで毎年行っています。
ニジマスですが朝まづめ時にまず最初に一番実績があるオリーブ色の
マラブーを結んでさっそくキャスト。しかしあたりがひとつもありません。
おかしいなあ...春はこのフライで入れ食いだったのに。
魚がいないはずはありません。相当にスレてしまっているのかなと思い
なにげなく岸の方に目をやるとバシャン、バシャンとやっています。
なんだあんなに浅場にいるのかとマラブーをやめて小さ目のドライフライを結ん
で期待を込めてキャスト、でも反応がありません。何を食べているんだろう?
昆虫なのだろうか、ワカサギなのだろうか、結局その日は釣れなかったので
ストマックの中も見る事が出来ずしまいでした。
やっぱり何でも通いつめないとダメだなあと実感。
春の解禁時の釣りは簡単過ぎますけど秋までにかなりスレているので、
高度なノウハウと経験が必要です。その時に飛んでいたユスリカを紹介します。
体長は約5ミリです。



 昆虫との対話 
昆虫の写真を写していると昆虫に心があると感じてしまいます。
とくにカゲロウは人なつっこく、人をあまり恐れない。
キョロキョロした目を見ていると面白くなる。



ヨツボシクサカゲロウはお嬢さんで
ヒロバカゲロウはゴージャスな衣装をまとったお姫様である。
昆虫を接写するまでは全くそんなことには気づかなかった。





我が家にはたくさんのカゲロウが窓のカーテンにとまっています。
水槽から羽化したカゲロウたちだ。
光に向かう習性があるので窓の白いカーテンに止まったきりほとんど動かない。 カゲロウにしかない習性ではないだろうか。脱皮するのを待っているのだ。
ニ日もすれば脱皮が始まり成虫が現れる。


カゲロウ以外は家の中で撮影しようとしても
ほとんどじっとしていることはないので撮影にいつもなかされる。
一秒たりとも止まっていてくれないのだ。
30分撮影続けてもまともな写真が撮れない。
死んだのを撮影するしかないかなと思うが死んだ昆虫は
どうしても写真にでてしまうので好きではない。


昆虫の種類の見分け
他人には新生児の赤ちゃんは皆同じ顔に見えます。
でも母親は自分の赤ちゃんをすぐわかるらしい。昆虫も最初は同じで、何回も
何回も見ているうちに違いがわかってきます。それには参考資料も必要だ。
それでもどうしても同じに見えてしまうのがいる。
また同じ種類でも色違いがいるのがやっかいだ
そんな時は?印をつけておき、後でまた検討することにしている。
一年後に見分けられることがよくあるからです。
それだけ知識と見る目が養われているからだと思う。
カゲロウはオスとメスの体色や体型が違うだけでなく
亜成虫と成虫の変化もあるので品種を見分けるのはやっかいである。
やはりカゲロウは川原で捕獲するだけではわからないので
家で種類別にニンフから飼育しないと正確に知ることはできない。


山地支流は水生昆虫の宝庫、 山地支流は人影も少なく水もきれいである。 浅い川が続き自然の中に溶け込んでしまう感じ。
山地支流は水生昆虫の宝庫である。
春先はクロマダラカゲロウ、ナミヒラタカゲロウ、マエグロヒメフタオカゲロウ、 ヒメフタオカゲロウ等、ミドリカワゲラ類も多い。昆虫観察には最適な場所である。
源流まで行くには大変であるが、山地支流なら都会から近い所はたくさんある。
水生昆虫は清い水を好む種が多い。




川原でのカゲロウの捕獲 1
羽化したカゲロウの捕獲は風下で待っていれば良いが
カゲロウはただ風に流されるままに飛んでくるのではなく
よく見ていると人間が待っているのを見つけると方向を変えてしまう。
回りを見ながら飛んでいるのだろう。
本当に敏感な種類はなかなか捕獲ができません。
羽化しているなと近づくと羽化が止んでしまい、遠くに離れると羽化が始まる。
そこで目立たない色の服装のをしていた方がいいのかなと思うようになった。
そして発見されないように背を低くして待つようにしている。
いくらでも捕獲できる種となかなか捕獲ができない種がいるのである。


川原でのカゲロウの捕獲 2
セキレイがいるところにはカゲロウが羽化している可能性は高い。
セキレイの主食なので、そのためにまずセキレイを探すことにしています。
セキレイは必ず風下の岸で待っていて羽化した昆虫が風に運ばれてくるのを
空中で捕らえて食べているのです。
こちらがカゲロウを捕獲したい時はセキレイに場所をゆずってもらう。
でも5メートル前では他のセキレイがいるので先に食べられてしまうことも多い。
捕獲が終わって帰ろうとするとさっきのセキセイがもどってくるが
みんな自分の場所が決まっているのだろう。


水槽の飼育に簡単な種と難しい種
簡単な種ではエルモンヒラタカゲロウ、シロタニガワカゲロウ、コカゲロウが
いますが皆水温の変化に強い種です。また逆に難しい種では主に山地渓流の
急流に棲息しているカゲロウ類です。ナミヒラタカゲロウ、
ミヤマタニガワカゲロウ、カワゲラではミドリカワゲラモドキ類などいます。
これらの幼虫は急流を好みまた冷水でしか棲息できないのかもしれません。
急流と冷水の条件を水槽で作るのはとても難しく未だ成功していません。
水温が上がり過ぎるのです。


マダラカゲロウ科の種の判別
マダラカゲロウの生息地は浅く流れのある瀬の小石等がある所です。
マダラカゲロウ科の種は多く、同じミツトゲマダラカゲロウでも5種以上もいます。
種の判別は幼虫の方が見分けやすいが資料が少なく特定するのは難しい。
成虫なると今の所お手上げでどうしてマダラカゲロウ科は皆似ているのだろうと
思ってしまいます。個々に水槽で羽化させないと正しい判別ができない。


水槽で羽化してくるカゲロウはどうしてメスが多いのだろうか?
最近気がついたことであるが水槽で羽化してくるカゲロウはメスが多い。
記録を付けていないので正確にはわからないがそんな気がします。
川原でカゲロウの成虫を捕獲する時はほとんどがオスが多いのは。
オスが群でメスがくるのを待っているためなのだが、
メスの羽化が多いことには思いもよらないことでした。


 TOP フライフィッシング水生昆虫図鑑